M.2SSDって何?SATA接続とNVMe接続の違いとは?
最近のパソコンはSSDと言っても、かなり薄い基盤が内蔵記憶装置として
使われていることが多くなってきました。
そういう薄い基盤のような内蔵記憶装置を
「M2.SSD(エムドットツーエスエスディー)」と呼ぶようです。
筆者は長いこと「エムツーエスエスディー」と表現していたのですが
読み方が違っていたようですね。
正確には「M.2SSD(エムドットツーエスエスディー)」です。
さて、今回はSSDよりも高速の処理能力を持っている
「M.2SSD」とSSDの違いや「M.2SSD」の種類についてお伝えしていきます。
Contents
M.2SSDとSSDとの違いとは?
M.2SSDとSSDにはいろいろな違いがありますが
次は、それぞれの違いをお伝えしていきます。
筆者もM.2SSDを使用したパソコンを所有していますが
ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも
最近のパソコンはM.2SSDが主流となっているようですね。
M.2SSDって何?
これまでのハードディスクに代わる
内蔵記憶装置ことを言います。
M.2SSDには、サイズや規格が色々とあるので
最初のうちは、どれも同じに見えるので
間違って買うこともありますね。
M.2SSDは細長いので
コンパクトに設置できるというメリットがあります。
なので、ノートパソコンでも取り付けられているモデルは
かなり多いのではないでしょうか。
SSDとは?
SSDとは、「ソリッドステートドライブ」の略で
これまであった記憶装置です。
SSDが登場してから10年以上は経過していますが
販売当初は、ハードディスクに代わる内蔵記憶装置として
期待されていたこともありました。
システム的にはフラッシュメモリと同じで
基盤をベースにした記憶装置です。
なので、衝撃に強いというメリットと
動作が早いというメリットを併せ持った記憶装置でした。
M.2SSDのメリット
M.2SSDには、色々なメリットがありますが
どのようなメリットがあるのかは以下の通りです。
・取り付けやすい
・発熱が少ない
・動作が早い
・値段が安い
以上のようなメリットがありますが
一つ一つ紹介をしていきましょう。
サイズが小さく取り付けやすい
M.2SSDのメリットとして、「サイズが小さく取り付けやすい」
ということが挙げられます。
M.2SSDは従来のSSDやハードディスクと比べても
明らかに小さいサイズになっています。
発熱が少ない
M.2SSDのメリットとして
「発熱が少ない」ということが挙げられます。
発熱が少ないということは
CPUに与える影響もかなり少ないということにつながります。
ハードディスクを内蔵記憶装置にすると
発熱によってCPUにも影響を与える場合が多いです。
さらに、従来のSSDの場合はサイズが大きいので
その分、熱がこもりやすいというデメリットも予想されます。
そう考えると、M.2SSDはサイズが小さいので
熱がこもるということは、ほぼなさそうな感じがしますね。
動作が早い
M.2SSDのメリットとして
「動作が早い」ということが挙げられます。
筆者もハードディスクからM.2SSDに交換したのですが
動作が明らかに速くなったことに感激しています。
従来のSSDよりも動作が早いと言われていますが
実際は、その差を体感できる人は少ないかもしれませんね。
値段が安い
M.2SSDのメリットとして
「値段が安い」ということが挙げられます。
筆者はM.2SSDを買ったことがありますが
販売当時のSSDと比べても販売価格が安いことに驚きです。
確かに、容量が多ければ値段は高くなりますが
それでも、2万円以下で1TB(テラバイト)のM.2SSDを
買うことができます。
M.2SSDのデメリット
M.2SSDはメリットだけではなく
デメリットもあります。
デメリットについては
以下の通りです。
・SSDからM.2SSDに代えても実感できない
M.2SSDのデメリットについては
以上の通りですが、一つ一つお伝えしていきます。
規格やサイズ違いがある
M.2SSDのデメリットに対し
「規格やサイズの違いがある」ということが挙げられます。
M.2SSDには規格が3種類ほどあるので
パソコンに取り付ける場合も
適合するのかどうかはしっかりと確認するべきです。
たとえば、SATA接続の外付けハードディスクを買って
NVMe接続のM.2SSDを取り付けることは不可能です。
なぜなら、切り欠き部分のサイズが違いますし
切り欠きの数も違うからです。
このM.2SSDに使われる端子形状は「Key M」と「Key B+M」の2種類あり
M.2規格の端子は75本のピンにより構成されています。
しっかりと適合する規格を確認しないと
同じM.2SSDでも取り付けができないということになります。
サイズについても違いがありますが
パソコンの内蔵記憶装置に取り付ける場合は
規格と同じくサイズについても確認をしたほうが良いでしょう。
サイズについては、以下の通りです。
・Type 2230
・Type 2242
・Type 2260
・Type 2280
・Type 22110
SSDからM.2SSDに代えても実感できない
結論をいえば、M.2SSDに交換したからと言って
パソコンの動作が早く感じるわけではありません。
なぜなら、動作の速いM.2SSDというのは
その規格によって違いがあるからです。
M.2SSDの中で転送速度が早いのは、「NVMe」と覚えていても
認識的には間違いではないと考えられます。
M.2SSDのSATA接続とNVMe接続の違い!
M.2SSDには、SATA接続とNVMe接続がありますが
一体何が違うのか、気になる人はいませんか?
M.2SSDの場合はよく見ないと
分かりにくいので、間違える人もいるかもしれませんね。
それでは、一つ一つお伝えをしていきましょう。
SATA接続とは?
SATA接続とは「シリアルATA」の略です。
シリアルATAといえば、あまり詳しくない人からすれば
従来のハードディスクと同じ接続規格というイメージがあるでしょう。
筆者も、最初はハードディスクと同じような
接続規格だと思っていたのです。
しかし、M.2SSDのSATA接続は
NVMe接続と余り変わりがないように見えます。
ですが、SATAのM.2SSDは、NVMe接続には
取り付けることができません。
基本的に同じM.2SSDでも、SATA接続とNVMe接続では
転送速度に違いがあります。
NVMe接続とは?
NVMeは「Non-Volatile Memory Express」の略で
M.2SSDの中では、動作が早いとされています。
NVMe接続のSSDもSATA接続のSSDも知識が無い人がパッと見ただけなら
どちらも同じようにしか見えません。
筆者も最初のころは、どちらも同じにしか見えませんでした。
しかし、M.2SSDについて調べていくことで
インターフェイスの違いで見分けることができることを知りました。
後悔しないM,2SSDの選び方
パソコンの内蔵記憶装置として使われているのは
NVMe接続が多いかもしれません。
これは、NVMe接続のほうが転送速度が早いので
パソコンの内蔵記憶装置として使われていることが多いのかもしれません。
ただ、M.2SSDを検討している場合はNVMe接続を選べば
大抵は問題はないでしょう。
しかし、外付けハードディスクに取り付けるという場合は
対応するインターフェイスかどうか確認する必要があります。
M.2SSDの接続端子部分を見ると
切り欠きが2つだったり1つだったりするので
この辺も注意深く見て選ぶと良いでしょう。
まとめ
M,2SSDのインターフェイスでSATA接続とNVMe接続の違いは
接続端子の切り欠き部分の違いや転送速度の違いがありました。
動作の早さはNVMe接続のほうが、動作は早いです。
外付けハードディスクとして使用する場合も
接続端子を注意深く見て、適合するかどうかをチェックして選びましょう。
なので、取り付けも
やりやすいというメリットがあるのです。
ただ、内蔵記憶装置を交換するという前提で言えば
取り付けやすいというのは良いことだと言えますね。