失敗しないm.2ssdの選び方のポイントとは?
m.2ssdに交換しようと考えた場合は
いろいろあるm.2ssdの中で何を選べばよいのか迷うのではないでしょうか。
とはいえ、m.2ssdとは何か知らない人のために
簡単に説明だけをしていきますね。
m.2ssdとは、ハードディスクやSSDに代わる
内臓記憶装置のことです。
種類としては、SSDに近い存在といえますね。
本記事では、m.2ssdの選び方について
お伝えをしていきます。
Contents
m.2ssdは長さで選ぶ
m.2ssdには、以下のようなサイズがあります。
・2280
・2260
・2242
・2230
m.2ssdの幅は統一化されていますが
長さだけは4種類あるようですね。
ノートパソコンやデスクトップパソコンに取り付ける場合は
m.2ssdを取り付けるための穴がサイズに応じて
複数ある場合は、とくにサイズにこだわる必要はないでしょう。
m.2ssdの形状に注意しないと取り付けはできない!
m.2ssdの形状には、以下のような種類があります。
B key | PCIe×2, SATA | |
---|---|---|
M key | PCIe×4, SATA | |
B&M key | B key,M key 両対応 |
ノートパソコンやデスクトップパソコンに
m.2ssdを取り付ける場合は、「B key」か「M key」かを確認しましょう。
図をご覧いただければわかるかもしれませんが
「B key」は左側に切り欠きが付いています。
「M key」は右側に、切り欠きがついているのです。
スロットに取り付けられるのが「B key」の場合は
「M key」を取り付けられないので注意が必要です。
m.2ssdのNANDについて
パソコンショップなどで販売されている通常のSSDやm.2ssdのパッケージを見ると
SLC/MLC/TLC/QLCなどと記載されています。
一般的に「TLC」は書き込み速度が速いといわれていますし
「MLC」は寿命が長いということはご存じかもしれません。
しかし、構造まで知っている人は、少ないのではないでしょうか。
次は、どうしてタイプによって
違いがあるのかをお伝えしていきます。
最近聞くようになった「NAND」って何?
「NAND」という名前くらいは
聞いたことがある人もいるでしょう。
NANDフラッシュメモリというのは簡単に説明すると
データの収納をする場所のことを言います。
さらに言えば、セルと呼ばれる場所にデータを保存するのですが
データを保存できる量はセルがとても重要になってくるのです。
セルの面積が増えれば増えるほど
大容量のデータを保存することができます。
激安の大容量SSDなどは動作速度を犠牲にして
容量を増やしているケースがあるので要注意です。
SLC/MLC/TLC/QLCって何のこと?
先ほどお伝えしたセルの中にデータが、どれだけ保存できるかによって
SLC/MLC/TLC/QLCのタイプが決まります
つまり、SLC/MLC/TLC/QLCはNANDフラッシュメモリの中にあるデータを
保存しているセルに、どれだけBit単位のデータを入れることができるのか
量の違いをタイプ別に表現しているということです。
m.2ssdのスロットがない場合はどうすれば良い?
m.2ssdを取り付けるためのスロットがない場合は
「アダプター」を買って取り付けるという方法があります。
筆者自身は、m.2ssdのスロットがないノートパソコンに
m.2ssdを取り付けたことがあります。
なので、m.2ssdを取り付けるためのスロットがない場合は
アダプターを買うと良いのです。
デスクトップパソコンの場合は
「m.2ssd用PCIボード」というものを買って
取り付けるという方法があります。
m.2ssdは遅いって本当?
m.2ssdが遅いと感じるのは、いろいろなデータを書き込んだりして
データが蓄積していったからだというのが一般論です。
通常のSSDにしても買った当初はメチャクチャ早くて
感動ものですが、月日が経過すると徐々に速度は低下します。
買った当初は動作速度がメチャクチャ早くて感動ものでしたが
現在は、最高速度に達した第6世代ノートパソコンよりも遅く感じます。
ちなみに、デスクトップパソコンはツールでは第7世代が疑われている
自称第9世代のCPUです。
ノートパソコンもデスクトップパソコンも
内臓記憶装置はm.2ssdですがノートパソコンは
最近交換したばかりなので動作は速くて当然かもしれませんね。
デスクトップパソコンのほうは使用してから
1年が経過しているのです。
なので、性能的に見ても遅くなっている可能性は
否定できなですね。
m.2ssdが遅いと感じたときの対処法
m.2ssdの動作速度を上げるには
デスクトップ画面の左下にある「ここに入力して検索」に
「電源オプション」と入力します。
すると、以下のようなメニューが表示されるので
その中から「電源プランの編集」をクリックします。
すると以下のように表示されるので
「詳細な電源設定の変更(C)」をクリックしましょう。
「詳細な電源設定の変更(C)」をクリックすると
小さなメニューが表示されるので「PCI-Express」をクリックし
「リンク状態の電源管理」をクリックしましょう。
そうすると、ノートパソコンなら「バッテリー駆動」「電源に接続」という項目があるので
「最大限の省電力」になっているなら、どちらも「オフ」にしましょう。
これは、デスクトップパソコンも同じです。
意外に簡単に動作速度が上がることもあるので
一度試してみると良いでしょう。
m.2ssdのおすすめメーカーはこれだ!
結論から言えば、サムスンの「980 PRO MZ-V8P1T0B/IT」という
m.2ssdが筆者のおすすめです。
理由としてはm.2ssdの速度が爆速になるPCIe4.0にも対応しており
最大読み込み速度が7000MB/s・書き込み速度5000MB/sを実現しているからです。
たとえば、負荷のかかるネットゲームをプレイするという場合でも
サクサクとプレイができるのでストレスフリー。
さらに、放熱設計かつ適切な温度を
キープできるのもうれしい限りです。
まとめ
m.2ssdにはいろいろなタイプがあるので
ノートパソコンのスロットに取り付ける場合は
よく確認をしてからかうようにしましょう。
同じm.2ssdでも対応していないタイプの場合は
取り付けができなくなります。
「B key」か「M key」かの確認は
取り外したm.2ssdの切り欠きが、どちらについているかです。
本記事で紹介した「B key」か「M key」の図を参考にして
現在取り付けられているm.2ssdが何かをチェックしておきましょう。
取り付けるための費用が必要になるのは間違いありません。